Lily.Tの衣裳部屋

アトリエたかの

「伝え方が9割」

あるコピーライターが書いた本のタイトルです。

人間関係がうまくいくと話題になり ビジネスマンに人気なのだとか。

娘は中学三年生。 

もうすぐ体育祭、そして秋には文化祭と 大きなイベントの中で、

リーダーとして人を動かす学年になりました。

娘の学校の体育祭では 中学から高校まで6学年 

およそ1200人の女子が4チームに分かれて 

様々な競技で競い合うのですが各チームには応援団があり、

その頂点にたつ高校3年生の応援団長は

チーム300名の生徒を盛り上げ勝敗を担う重要なポストで

どれだけ皆を引っ張れる人財か毎年見るのがとても楽しみにしています。

昨年優勝の黄組の団長は 自らが歌って踊って盛り上げ 

片時も休まず走り回りついには優勝旗を手にしたのですが 

いつのまにか別のチームの父兄までも彼女の頑張りに心動かされ

最後、優勝旗を手に涙する彼女の姿に応援席は

スタンディングオベーション状態でした。

「あの子はどんな会社にはいっても人に好かれ活躍するタイプだね。」と

普段は辛口の夫も賞賛するほど自分の役割を全うした彼女は

きっと学校でも人気ものなのだと思います。

その後の文化祭でもダンス部の応援の席取りをめぐって

高校三年生と中学三年生が険悪になった際に

高校三年生に花を持たせてほしいと頭を下げ 

その場をおさめたのは彼女だったと聞きました。

人を動かす 場を盛り上げる・・・

それが出来る人間は人に好かれ愛される人間だと思います。

世の中には同じ事を話していても耳を傾けてもらえない人と

皆が話に夢中になって話を聞いてくれる人とがいるものです。

人に好かれる話し方の出来る人の周りには

いつも人が集まり、自然とその人のために動こうとする。

それが大人で言う 魅力や人望というものだと思います。

お金や権力、圧力では人の心を動かそうとすると 

よくいう失言が出るものです。

国をよくしよう、相手と仲良くなろう、イベントを盛り上げようという

純粋な気持ちがあれば、その賢明さは言葉や行動に表れ

自然と周りを動かすものなのだと思います。

自分が自分がと相手を思いやる気持もなく一方的だから

話を聞いてもらえないのです。 

皆がついてきてくれないのです。

みな分かってくれない言うことを聞いてくれないというときは

鏡を見て自分に話してみればいいのかもしれません。

学生時代に学ぶべき当たり前の事を書いた本が

ビジネス読本として飛ぶように売れるのは

きっと こうした学生時代の経験が足りないのかもしれませんね。

皆さんにはまだ自分を磨くチャンスが山ほどあります。

発表会もその一つだと思いますよ。

自分の精一杯さがあいての心を動かし

人を感動させるという素晴らしい経験を是非積んでほしいと思います。

今年も皆さんとお会いできるのを楽しみにしています♪

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