Future No.118

秋ですね。澄んだ空気がすがすがしい季節です。
発表会が終わり各クラスではまた通常のレッスンが始まりました。
本番が終わってホッと一息という感じの10月でしたが、
今月からはそれぞれが発表会で学んだことをさらにステップアップしていけるよう、
気をひきしめていきたいと思っています。
お子さんをご指導する時にいつも感じるのは、指導する側の創意工夫がいかに大切かということです。
大人のクラスでは<習う人><指導する人>というお互いの関係がしっかりしていますが、
お子さんの場合<大人>対<子供>という歴然とした力関係があります。
もちろん生徒と指導者としての関係なのですが、
指導する側の態度によってお子さんの吸収力が変化するような気がします。
(大人にも言えることですが、お子さんの場合、特にそう感じます)
世の中には色々な指導法がありますが、私は高飛車な物言いで子供を黙らせ、
言う事を聞かせるやり方は好きではありません。
場合によってはきつく叱ることもありますが、それはあくまでそこに必然性がある場合のみです。
一番こわいのは叱られた時に「どうしていけなかったのか」「次はどうしたら良いのか」を考えるのではなく、
ただ「ごめんなさい」「もうしません」と言えばよいとお子さんが学習してしまうことです。
レッスンの中でも、毎回同じことを注意されるお子さんがいます。
しかもそれは高度なことではなくすぐに直せることです。
そんな時私は自分の伝え方が違うのだと反省します。
そして言い方に工夫をしたり、ゆっくり説明したりしてみます。
・・そして、くどくどと毎回同じことを言うより、
こちらの方が良かったのだと思うことが多々あります。(目から鱗といった感じです)
発表会のあわただしさが終わりじっくりレッスンに取り組める今、
私なりの<創意工夫>をしていきたいと思います。
さて、11月16日は秋の慰問の日です。今回も西麻布の老人ホーム「ベル」に伺います。
そもそも慰問を始めたのは各クラスで「葉っぱのフレディ」を読んだことがきっかけでした。
もちろんお年寄りを大切にしよう、喜んで頂けることがしたい♪ という気持ちもありますが、
自分もいつか年をとっていくという当たり前の現実と、
命の大切さ(ご両親から子供へ伝えていく命の重み)を私自身も含め、
皆様に知って頂きたかったからです。
2000年10月よりく続けておりますが、
毎回老人ホームにいらっしゃる皆様との出会いは、私たちに様々なことを教えてくれます。
そしていつも不思議な安心感と共にほっと温かい気持ちにさせてくれます。
さあ、今回はどんな内容にしましょうか?
せっかくですからお年寄りの皆様はもちろん、
伺う私たちも、そしスタッフの皆様もみんなが楽しめる内容にしたいと思います。
今回残念ながらご参加されない方々もブログなどで
レッスンや当日の様子をお伝えしますので楽しみにしていてくださいね。

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