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もうすぐ7月です。忙しくしていると本当に時の経つのが早いです。
でもそれって幸せなことですね。
そんな今を大切に発表会本番まで気合いを入れて頑張ります!
皆様どうぞよろしくお願い致します。
さて、この「フューチャー」を書き始めて10年近くになりましたが、
年に何回かは社会で起こる凶悪な事件について私の思う事を書いてきました。
このところも本当に恐ろしい事件が次々とおこり、日本の治安はどうなっているのだろうと不安になります。
先日も渋谷の交差点で信号待ちをしていたら、隣にいた男性が
「こうしていても変な人はいないかと、つい周りを見てしまいますね」と話していました。
悲しい事です。それに対して今の自分に何が出来るのかわからず、
何が悪くてこうなったのかも確定出来ませんが、思う事が2つあります。
1つはそんな犯罪を犯す人の心の奥底にとても深い寂しさやむなしさがあるのではないかと感じる事です。
それも年々深刻になっているような気がします。
現代では人と人とのコミュニケーションの形態が10年前を考えてみてもずいぶん変わったように思います。
メールを通じて目に見えない相手に操られる世の中、
日ごろ顔を合わせている友達や家族でさえメールが頼りの人間関係・・。
たしかにメールは便利ですが、細かいニュアンスや愛情を伝えるにはとても難しいツールだと思います。
文字の奥に隠れている真意を探るより、面と向かって相手の目を見て、
声を聞いて伝える事の方が健康的でしょう。
とはいえ現実には私もメールの便利さに助けられている一人です。
ただミニーの生徒さんが、一生懸命書いて持って来てくれる絵やお手紙に、
私はどれだけ救われてきた事でしょう。
また無責任に匿名で投稿できる携帯サイトなど、
現実とかけ離れたところで好きなことを書くことができる場所が数多くあると聞きます。
今実際に自分が生きている場所で、
一人の人間として未来に向かって生きていけない人が増えているのでしょう。
その寂しさやむなしさを生み出したのは、周りなのでしょうか?
それともその人だけの問題なのでしょうか?私は両方だと思います。
2つ目は前記のことにも関連しますが、何度もこの場で申し上げている幼児期の育成環境の大切さです。
家族(親戚を含め)、幼稚園(保育園)、ご近所など様々な人間関係のなかで人の心は育っていきます。
その先の人生でぶつかる困難や、
立ち向かわなくてはならない現実をしっかり受け止め乗り越えていく<心の力>は、
幼児期に備わると私は思います。
そこで大切なのは<愛されている>という確信です。それはただただ甘やかすことではありません。
相手の事を思って大人としてきっぱりと叱るという行為は愛情なくしては出来ないことです。
ここで大人が<幸せに生きていくための力>を教えなくてはならないのです。
そして幼児期から児童期、思春期、青年期と成長していく過程でも
それぞれの年齢に応じた大人の愛情が必要です。
それらが土台にあったうえで、学力や精神力、
そして責任感や正義感が正しく身に着くのだと私は考えます。