Future No.112

街のあちらこちらに色とりどりの花が咲き、春を感じる頃となりました。
公園の八重桜は今が盛りで、染井吉野やしだれ桜とは一味違う趣で目を楽しませてくれます。
春になると植物の生命力を感じ元気になります。毎年春の訪れの時期は様々ですが植物はそれに対応し、美しい花を咲かせています。
環境に適応している姿はけなげです。そういえば先日冷蔵庫の中で食べ忘れていた菜の花が花を咲かせていて驚きました。
暗くて寒い冷蔵庫の中にあっても黙々と前向きに生きようとしているのですね。
それを見て、いつも与えられた環境に感謝し日々前向きに努力しながら生きていかなくてはと改めて思いました。
 さて、新学期が始まりお子さんも新しい環境に少し慣れてきた頃でしょうか?
ミニーのレッスンでもクラスが上がったお子さんが、緊張と期待に少しお顔をこわばらせながらも頑張っていらっしゃる様子が見られ、
微笑ましく拝見しております。今月は各クラス保護者会がございます。
年に2回皆様方と直接お話しできる大切な機会ですので、お忙しいこととは存じますが、
万障お繰り合わせの上、是非ご参加くださいますよう、どうぞよろしくお願い申し上げます。
短時間でいろいろなことをお伝えするため、前の週に資料をお渡しいたしますので、ご質問などは予めおまとめください。
尚この日は保護者会の後、レッスンの見学が可能です。お子さんのご様子をどうぞご覧ください。
(優しい眼差しでお願い致しますね♪)
 ところで新クラスをスタートするにあたり、お子さんに言葉づかいをご指導しています。
合宿に参加されたお子さんは、山中湖でじっくりと敬語について考え話し合いましたが、
ミニーでは是非全ての生徒さんが自然な敬語でお話しできるようになって頂きたいと思います。
小さいクラスのお子さんは尊敬語・謙譲語について「あっ!それママが使う言葉!」とおっしゃいます。
これはとても良いことですね。周りの大人が日常的に自然な敬語を使っていれば、子供も自然に覚えていくのでしょう。これが理想です。
クラスではまず敬語がどういうものなのか簡単に説明してから「なぜ敬語が必要なのだと思いますか?」と質問します。
決まりだからというだけでは本当の敬語にはなりませんね。なぜ必要なのかを納得できた方がより自然に使えるようになります。
合宿に行ったお子さんはすぐに手を上げて
「周りの人を大切にして、気持ちよく暮らすためです」「いろいろなことが、スムーズにできるためです」と答えてくださいました。
短時間でこのように理解していただくのは(年齢にもより)難しいところもありますが、
「大人は偉いから」「立場が違うから」という単純なことではないという事を伝えたいと思います。
また、ミニーではレッスン中に敬語で話すようにご指導するようになってから、お子さんに集中力がつきレッスンのレベルが上がってきました。
たかが言葉と思われる方もいらっしゃいますが、これはとても大切なことです。すべてに影響があるのです。
ただもちろん年齢によっては「尊敬語」「謙譲語」はまだ難しいですね。とりあえず「です」「ます」などを語尾に付ける「丁寧語」を徹底しましょう。
「もし先生がお友達言葉でレッスンをしたらどうですか?」と、ためしにやってみると
皆さん目を丸くして「へん!」「先生おかしくなっちゃったみたい」と大騒ぎでした。
「では生徒が先生にお友達言葉で話すのはどう?」ときくと「おお、なるほど・・へんです」と納得していたクラスもありました。
お子様にはこのように例えてみるとわかりやすいですね
本来言葉づかいは親から子へ伝えるものです。
私も子供の頃、人前で「お母さんが・・」と話した時に、後で父から
「人様にお話しする時は、身内に<さん>や<ちゃん>をつけてはいけない!」ときつく叱られた事を、今だに思い出します。
ぜひご家庭でも、敬語について話し合い、ご指導頂きたいと思います。

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